せっかく川本幸民が日本人としてビール造りの先駆けとなったものの、最初にビールを製造販売したのは米国人のウィリアム・コープランドでありました。
コープランドさんが造った工場で学んだ日本人が各地でビール会社を興していきました。当時日本に住んでいた外国人は皆ビールが飲みたかったに違いありませんし、コープランドさんには大いに感謝したことと想像します。
しかもこのコープランドさんはなんと6種類のビールを醸造してしまったのであります。現在の日本の大手ビール会社はほとんどがラガー中心であるのに比較して誠に立派な醸造家であった想像します。
きっとこのコープランドさんも弊社同様「旨いビールを知らない人生は罪だと思います。」と考えていたのかと思うと、なんだかとても嬉しくなります。
この数回、ビールの歴史を書き続けてきましたが、次回からはビールの種類について書き始めます。