津田梅子とビールの意外な関係
今年の7月から新紙幣が発行されますね。
新5千円札の肖像画には津田梅子が採用されました。津田梅子は日本の女性の高等教育の先駆者として活躍した女性として有名ですが、実は日本のビール産業の発展にも関りがありました。
といいましても、梅子が直接かかわったのではなく、関わっていたのは梅子の父・津田仙なのです。
日本の産業と女性教育に貢献した父娘
津田仙は、佐倉藩士の生まれ。蘭学・英学に没頭し、幕府の外国方奉行通弁役として仕官していました。
後に幕府の遣米使節の通訳として渡米し、そこで男女平等と農業重視の世界を経験したことがその後の人生に大きな影響を与えました。
帰国後、青山の開拓使農事試験場で農事研究に携わったのですが、この試験場が日本のビール産業の発端となった場所になります。
最初、東京で醸造されていたのですが上手くいかず、気候条件の整っている北海道で本格的に作られることとなりました。
その後、様々な試練を乗り越え外国人にも評判のいいビールが作られるようになり、やがて安定して出荷できる体制が整い、全国各地に国産ビールの醸造所が誕生していきました。
それに伴い外国産ビールの輸入量は激減し、ビールは文明国日本を主張できる国産のお酒となったのです。
今や日常生活にすっかり溶け込んだビールですが、それを日本に根付かせた中の1人が津田仙、つまり津田梅子の父だったのですね。
今の日本の産業と女性教育に大きな役割を担った父娘に、敬意と感謝の気持ちで乾杯したい気持ちになりますね。
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