
意外なサステナブル
「ビールを仕込んだ後の“麦芽かす”、どうしてるんだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実はこれまで、多くが家畜のエサや肥料として使われる以外は廃棄されてきました。
でも今、クラフトビールの世界では、この麦芽かすを農業に生かす新しい取り組みが広まっているのです。
新しい循環を作り出す

麦芽かすが、お米を育てる!?
長野県では、麦芽かすを籾殻と混ぜて堆肥にしてお米を育てているところがあります。
「ビールを飲む → 麦芽かすが堆肥になる → その堆肥でお米が育つ → ふたたび酒やビールになる」
こんな循環が生まれるなんて、ちょっとワクワクしませんか?
また、志賀高原にある玉村本店では、なんと蔵人が自ら田んぼを耕し、酒米を育てています。
しかも、肥料はビールづくりで出た麦芽かすを使った自家製の堆肥。
農薬や化学肥料は使わず、効率よりも「自分たちが飲みたい最良の酒」をつくるための米づくり。
収穫量は減ってしまうけれど、雑味の少ない、きれいなお酒に仕上がるのだとか。
「飲む人においしい一杯を届けたい」
そんな想いが、田んぼから酒蔵まで一貫してつながっているのです。
循環型ブルワリーのカタチ
同じく長野のNAGANO BREWERYでは、農園とブルワリーを一体運営。
果樹やホップを自分たちで育て、副産物は畑に戻すという、循環型のスタイルを確立しています。
畑からグラスまで、一気通貫で管理できるからこそ、安心・安全でサステナブルなビールづくりが実現しているのです。
その一杯が、地域を支える
麦芽かすを「ゴミ」ではなく「資源」として活かすことで、
• 環境にやさしい
• 農業が元気になる
• 地域の魅力も高まる
そんな“三方よし”の未来が少しずつ形になっています。
次にクラフトビールを飲むとき、
「この一杯が、どんな田んぼや畑とつながっているんだろう?」
そう思いをはせてみると、もっとおいしく感じられるかもしれませんよ
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