ビールが飲みたくなる小説（星新一）

小説などで美味しそうに
ビールを飲む描写があると、
ついついビールを飲みたくなりますよね。
　
今回は、そんな
「ビールが飲みたくなる小説」を
ご案内いたしますね。

星新一著「盗賊会社」の中に編纂されている36編の
ショートショートの1つ「最高の贅沢」
星新一らしく、奇抜なアイデアで、
現代社会に対して鋭く、
でもユーモラスに風刺が効いた作品です。

話を要約すると、ある男性が
超おお金持ちの友人から
「最高の贅沢を発明したので来て欲しい」
と招待されるところから始まります。
　
たずねて行った場所は、
雪深い山奥。凍え死にそうになりながら
家に到着すると、今度は室内が熱い。

熱中症になるほどの暑さのつぎの部屋は、
寒冷血のような寒さ。

これを何度も繰り返し、
最後は冷たい部屋の中で燃え盛る暖炉の火の前に。

そこで、主人公は大金持ちの友人から
「最高の贅沢をどうぞ」と、
つめたく冷えたビールを手渡され、
物語はエンドとなります。

 

 

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