■目次
- クラフトビール開業の免許について
- 免許取得のプロセス
- 海外との違い
- クラフトビールに必要な土地と設備、投資の準備
- 必要な土地
- 必要な設備
- 投資と規模
- クラフトビール醸造の研修について
- 研修の受講
- 実践的な経験
- この記事のまとめ
- 大切な3つのポイント
【この記事を書いた人】
アウグスビール株式会社
取締役COO 村井 庸介
店舗併設型クラフトビール工場の立ち上げ支援を行う。 1985年生まれ。慶應義塾大学を卒業して野村総合研究所に入社。 独立後、老舗クラフトビールのアウグスビールの坂本社長と出会い、クラフトビール造りにほれ込み株主となる。
1. クラフトビール開業の免許について
この記事では、
「自分でもクラフトビールを造れるの?」
「クラフトビールを造ってみたいけれど、何が必要なの?」
「独立しなくても、社内企画として考えてみたい!」
といった疑問をお持ちの方に最適です。
クラフトビールを造るために、何が必要なのかポイントがしっかりわかるでしょう。
免許取得のプロセス
日本でお酒を製造するには法的に免許が必要です。
クラフトビール製造も例外ではなく、クラフトビール開業をするには、この免許取得が最初の大きなステップとなります。
免許取得までのプロセスには、複数のステップがあり、最短でも6ヶ月程度は見込む必要があります。
海外との違い
海外では、自宅でのビール製造(ホームブルーイング)が趣味として楽しまれていますが、日本では法規制のためにこのような活動は許可されていません。
この違いを理解し、日本国内でビジネスを立ち上げる場合は、しっかりとした免許取得の準備が必要なのです。
2. クラフトビールに必要な土地と設備、投資の準備
必要な土地
クラフトビール醸造所を設立し、免許を取得するためには、適切な土地が必要です。
土地は、ビール醸造所として利用できることが認められた場所である必要があり、6坪程度の土地から始めることができます。
これらは免許を取得するための基本条件となります。
必要な設備
クラフトビール醸造所を開始するには、醸造に必要な設備の準備も必要です。
設備には醸造機械などのことですね。
こちらも、免許を取得するための基本条件となります。
投資と規模
設備投資のコストはどのくらいかかるのでしょう?
製造設備だけであれば、約1,000万円ほどの投資で開始することも可能です。
瓶詰めまで行う工場ですと、約1,500万円が目安です。
土地の利用可能性や設備の規模に応じて、投資計画を慎重に立てることが重要ですね。
3. クラフトビール醸造の研修について
研修の受講
クラフトビール製造には専門的な知識と技術が必要です。
免許取得のプロセスの一環として、醸造に関する研修を受けることが必要です。
研修により、安全で質の高いビール製造が可能となります。
研修は5回から10回ほど受けるのが良いでしょう。
実践的な経験
実際にビールを醸造する経験も非常に重要です。
既存のクラフトビールメーカーでの研修や、実践的な醸造の機会を提供するプログラムを利用することで、実際のビール製造プロセスを経験し、必要なスキルを身につけることができます。
4. この記事のまとめ
大切な3つのポイント
クラフトビール製造には日本では免許が必要です。
免許取得のため、「土地」「設備」「研修」が重要な3つのポイントでした。
また、免許取得までの期間は最短で6ヶ月ほどです。
この期間が延びてしまうと、せっかくの土地や設備が使われないまま時間だけが経ってしまうので、できるだけ最短期間で免許を取得するためにもプロと一緒にクラフトビール開業をするとスムーズですね。
これらの要素をしっかりと押さえ、計画的に進めることで、クラフトビール製造の夢を実現させることができますよ。
この記事は、下記のYoutube動画をわかりやすくまとめたものです。
より詳しく知りたい方は元動画も併せてご覧ください。
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