自治体が“ビールを作る時代”になった

 

 

大阪狭山市「ぶどう×トマト」クラフトの話

最近、地方自治体がクラフトビール事業に乗り出す例が増えてきました。最初は「市役所がビール?」とおもったのですが、背景を知るとわりと理にかなっているんですよね。

地域の農産物を“飲める名刺”に変えて、観光やイベントとつなぎ、地元の農家さん・飲食店・商工会・醸造所を巻き込んでいく。うまく回れば、ビールがそのまま地域PRになります。
その分かりやすい例が、大阪狭山市の新しい地ビール「さやま日和(びより)」。

 

 

 

 

『さやま日和』と地域振興


大阪狭山市は実は、大野ぶどう(デラウェア)の産地。そこを真正面から生かして、デラウェアを使ったクラフトビールを作りました。
ラインナップは3種類、デラウェア(ヴァイツェン)/デラウェア(ペールエール)/トマト。ぶどうもトマトも、市内で収穫されたもののみを使う、という“産地の覚悟”がいい。

開発の進め方も、いまっぽく丁寧です。
試作をして、市内の店舗で試飲会を開き、桜まつりなどのイベントでも試飲。さらに大阪・関西万博の場でも試飲会を実施し、味を育ててから醸造・販売へ。

つまり「作って終わり」ではなく、地域の場づくりとセットになっている。

自治体×クラフトビールの相性がいい理由は、シンプルに3つ。
①地域資源(果物・米・野菜など)が、そのまま味になる。
②試飲会やフェス、飲食店提供など体験に変換しやすい。
③農家・商工会・飲食店・ブルワリーを巻き込みやすい。

ビールって、地域のストーリーを背負いやすい飲み物。

飲み方は難しく考えなくて大丈夫。デラウェアのヴァイツェンは、生ハムやチーズみたいな軽い塩気と。デラウェアのペールエールは、香りを楽しみたいので焼き鳥(塩)やハーブ系の料理と。トマトは“食事のビール”寄りなので、ピザやチーズ、トマト煮込みと合わせると気持ちいいはず。

こういう地域クラフトは、正解を探すより「土地を想像しながら飲む」のが一番おいしい。ぶどう棚の景色や、収穫の空気、イベントのにぎわいごと味わえたら、その時点で地域PRは成功です。
「さやま日和」はまだまだ出荷本数は少ないようですが、見かけたら、ぜひ一杯。

※製造は大阪渋谷麦酒、販売は狭山市商工会が免許主体のようです

 

 

 

 

 

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